こんにちは、ぽりんです。
吃音症に悩まされることも多々ありますが
なぜだか全く吃らない時もあるんです。
気持ちいいくらい言葉が出てくるときが。
それはどんな時なのか?
考えてみたら自信がある時でした。
その具体的なエピソードと何故自信がある時は吃らないのか
考察していきたいと思います。
エピソード1:中学時代、英文を読んでいる時は吃らないと気づく
小学3年生までまったく勉強してこなかった私。
赤点どころか小テストで0点取ったって全く気にしてない。
気にしているのはどうやったら母にバレないか。それだけです。
そんな私を見かねて母の熱血指導のもと、小学校4年生からは地獄の勉強漬けの毎日が始まりました( ;∀;)w
自分で勉強する癖がつくまで母は一緒に勉強メニューを考え、私の勉強に付き合ってくれました。
家庭教師も付けてくれたし、英会話スクールにも通わせてくれました。
この英会話スクールに通った経験が私にとてつもない自信をくれました。
とんでもなく勉強ができない私が英会話スクールに入ったところで出来るようになるのか、最初は自分でも半信半疑。特にやる気はありませんでしたw
でもこの英会話スクール、とにかく褒めて伸ばしてくれる所だったんです。
答えが出ない時、答えのギリギリまで誘導して、ほぼ答え!ってところで私が答える。
それでも褒めてくれます。
あれだけ誘導されて時間をかけてもらって導き出してもらった答え
忘れるはずないです。
次の週、また同じ質問をされて、さすがに一発で答えます。
そうすると先生(外国人)はとってもオーバーに喜んで褒めてくれるんです。
それがなんと気持ちいいことか!
先週やったことと全く同じだけど、自分で解けた気持ちになれるんです。
そんなことが続いてみて下さい。
あの時の正解した喜びが忘れられなくて
今度はちょっとやる気を出して自分で無いなりに知識を絞り出してみたりして考えるんです。
そして正解した時。なんという喜びでしょうか(*´∀`*)
この私でも考えれば、ちゃんと頑張ればできるんだ!ということをまず学ぶわけです。
たとえそれが、考えなくても直感的に分かるような問題だったとしてもです。
そしてまたちょっとずつ頑張っていく。
そしてある程度進むとグレードアップのテストを受けます。
そのテストも最初のレベルなんてほんと初心者も初心者向けのレベルだったはずです。
でも自分もグレードアップできた!受かった!という事実がモチベーションに繋がったんだと思います。
グレードアップのテストに受かってからは、少しは自分の頭を使って考えるようになったし、なにより真面目に授業に取り組むようになっていました。
そして学校でのある日の英語のテスト
今まで英語のテストなんてチンプンカンプンすぎて勘でしか解いてこなかったです。
でもその日のテストはどうでしょう
自分でも不思議なくらい分かるし、なにより簡単に思えるんです(*´∀`*)
テストが返却されて驚き。
突然の100点です。
これまでとのあまりの差に周囲からカンニングを疑われたほどです。
これで完全に私に火が着きました!!(単純)
月日が流れて中学生になりました。
中学になると小学校の英語とは違って英文を読むようになります。
焦る周囲に対して、小学生の頃から(簡単ではあるけど)英文を読んできた私は特に焦ることもなく。
むしろその頃には英語は自分の中で一番の得意教科となっていて
中学でも英語の成績はトップで
とにかく英語に関しては自信を持っていました。
そんな時にふと気がついたんです。
「私、みんなの前で英文読む時は吃ってないな」って
むしろちょっと楽しんでる自分がいました。
エピソード2:大学時代、ゼミ発表でまったく吃らなかった奇跡体験
大学時代、私は法学部で学びました。
進路選択の時点で将来なりたいものや目標が見えていなかった私は
間違いなく文系なので、その中から少しでも数字を見なくて済みそうな学部という理由で
法学部を選びました(不純な動機w)
でもその法学部、ラッキーなことに私が今まで学んできた中で一番好きだと感じた学問でした(*´∀`*)
特に民法は一番最初に当たった教授がいろんな意味で凄くて鍛えられたおかげで
気がつけば一番の得意科目になっていました。
その詳しい話はこちらでしています(^^)

だから3年生になってゼミ選択をする際、迷わずに民法を専門にしているゼミを選びました。
そのゼミでは前期と後期1回ずつそれぞれ与えられたテーマについて発表をする機会がありました。
運が悪いことに、まだゼミのメンバーに慣れていない前期始まって早々の発表で
1番目に当たってしまいました。
そんな大きな発表ではないので一週間ほどで準備をして全員分のレジュメを作って、
自分の発表用の資料も作って、本番当日です。
これまで発表には良い思い出がなかったので不安には思いつつも
自分の中でいつもと違うことに気が付きます。
これまでのパターンであれば、始まる前には心臓が異常にバクバクしてきて
緊張もピークに達する所ですが
その時はどこか冷静で自信すら持っている自分がいたんです。
発表も一度も吃ることなく、むしろ気持ちいいくらい言葉が出てくる。
発表中も楽しかったのを覚えています。
なぜ吃らなかったのかについて考えてみる
この吃らなかった体験の両方に共通していたことは
自信があったことですよね。
ではなぜ自信があると吃らないのか。
自分の過去の感覚から考えてみて分かったことは
余計なこと(吃るかもしれないとか、吃ったらどうしようとか)を一切考えていなかったからです。
とにかく内容を伝えたい!!と思っていたし
だから
英文を読むこと自体、発表すること自体が楽しかったです。
まとめるとこんな感じになります。
自信があると
- 余計なことを一切考えなくなる
- とにかく伝えたい!と内容に集中する(=内容に意識が向く)
- この状況を楽しめる
なぜ自信があると吃らないのか
以上のことから考えると、自信がある時に吃らない理由はそこに目的があるからではないでしょうか。
たとえば「〇〇についての魅力を伝えたい!」と思っていた時
余計なことは考えず、その魅力がどうしたら伝わるかに集中しますよね。
そしてとにかく伝われ!と話の中身に集中するはずです。
まとめ
自信を持っていることに関して吃音は出ない、若しくは出づらい
という実体験をお話してきました。
吃音で発表や人とのコミュニケーションに悩んでいるという方は
自分にとって自信となるものを見つける
話す時は目的意識を持つといいかもしれません(*´∀`*)
吃音症の人は悩みから自己肯定感が低くなりがちだと思うので(私もそうでした)
その意味でも、得意なことを探して努力してみることで自信に繋がって
いい方向に向かう可能性もありますよね(*´∀`*)
こんな時に聴きたいジャニーズソング
- Gravity/Kis-My-Ft2
- TEPPEN/NEWS
最後までお読みいただき、ありがとうございました。