こんにちは、ぽりんです(@snowlog_o0)
大学時代のこと
今でも我ながらよくやったなと思い出すことがあります。
それは大学に入ってすぐの民法の授業。
レジュメも板書も単語のみ。教科書はない。
初めて勉強する科目がこれではチンプンカンプン。
単位は取れるのかと不安になりましたが
私はある方法でそれを打破しました。
その決め手はノートの取り方でした。
私が初めて受けた民法の授業
大学に入って初めて受けた民法の授業。
先程書いたように板書もレジュメも単語のみ。教科書も指定ありませんでした。
事例すらどこにも書いておらず、教授の口頭のみでの説明。
高校では考えられないこの授業スタイルに
とりあえず板書された単語を写すことしかできませんでした。
大事なことも口頭で
でも講義を聞いていると
おそらくノートを取ったほうが良さそうなけっこう重要なことを言っているのです。
例えば・・・
不法行為の要件は何々。
この事例ではそれぞれの要件を〇〇という形で満たしているから不法行為が成立
→民法709条適用
みたいな。
でもレジュメには「不法行為:709条適用」としか書かれていないわけです。
こちらはその中身の部分が知りたいのです。
でもメモを取ろうにも初めて触れる民法の世界
あまりに何も分からさすぎてメモも取れない状態で授業初回が終わりました。
この形式の授業が通常
この間は初回だったから
民法ってこんな感じの学問なんだよ!というイントロダクション的な内容だったのかなと思いきや
大間違い。
この形式の授業は2回目もそうでした。
配られる単語のみのレジュメと、単語のみの板書。
90分ただ聞いているだけでは
大事なことを聞き逃している気しかしませんでした。

だからといって、民法初心者の私は
この学問に対してどう向き合えばよいのか分からず・・・
少し頑張って2回目の授業は
板書された単語+なんとなくのメモで終わってしまいました。
打ち出した対処法
今後どうしようかなと悩んでいた時
2回目の授業でなんとなく取ったメモをぼんやり見返して思ったことは
ぼんやりでも書いてあったほうが授業の流れが思い出せるということ。
なら1度メモを取ることに本気になろうと決意しました。

本気のメモ
とりあえず、これは書かなくて大丈夫とか、これは書いたほうがいいとかの区別ができなかったので
ルーズリーフに教授の一語一句、聞いたまんまをなぐり書きでメモをする(=本気のメモ)
そして授業の後、自分で整理してノートにまとめ直す
この作業を授業のたびに続けてみました。
本気のメモをやってよかったこと

集中して授業を聞けるようになった
何がなんだか分からないながらもメモを取るという目的を持つことで
集中して授業を聞けるようになりました。
めちゃくちゃ集中するから、時間も短く感じられました(*´∀`*)
何が重要なことなのか、聞き分けられるようになった
最初は教授の一語一句を聞き逃さないでそのままメモを取ることが目標で
それで精一杯だったけど、何度も繰り返していくうちに、気がついたら
これはさっき聞いた内容とか
前回の内容の復習とか
大事なポイントなんだなとか
区別が出来るようになっていました。
それで分かったことは
違う言い方や表現で同じことを何度も説明してくれていたんだなということ。
だからその間に聞き逃したことをもう一度拾って補填したり、後で自分が分かりやすいように工夫したりしていました。
あと、この力は他の科目でもかなり役に立ちました!
レジュメがあってもそこに書かれていない、教授が話す大切なポイントが理解の鍵だったりする場合もあります(*´ω`*)
単純にメモを取る力がついた
話している人の主語と述語と目的語を聞き逃さないこと。
これがメモを取る上でとても大切だと思いました。
その他のことはもう一度喋ってくれたりした時にメモできたり
主語、述語、目的語が分かっていれば、最悪ネットで調べれば出てくることもあります。
あと例え何かを聞き逃してもそこで手を止めないこと。
ってひらめく事も少なくないです(*´∀`*)
自分で工夫できるようになった
最初の頃、教授の話を一語一句書き留めるといっても
話すのと書くのとではスピードが違いすぎてとても追いつかないです。
なのでその辺は工夫も必要です。
その工夫とは、自分なりの記号を決めて使うこと。
例えば
「その結果」と教授が言ったら「→」で表現します。
「この根拠は」と教授が言ったら「根」とだけ書いておきます。
事例はある程度は図で示す。追加事項は矢印を引っ張って書いておく。
そういう自分なりの記号を決めておくとスムーズになります。
ノートにまとめ直してよかったこと
これをやったメリットは
- やるだけで復習になった(授業の流れを思い出せるから)
- 頭が整理された
- 書き直すことで頭に定着した・理解が深まった
- 聞き取れなかった所や分からなかった所は自分で調べる必要があったので頭に定着した
- 自分の言葉で分かりやすいようにノートが作れた
- この方法をとる必要がなかった科目(板書とかレジュメが丁寧な科目)よりもはるかに知識がついた。
こうして作り上げたノートは
レジュメも板書も単語のみだった民法においては
自分だけの教科書になりました。
その結果
この方法が功を奏し、私の民法の成績は4年間Sでした(*´∀`*)
3年生のゼミ発表の時の順番決めが高成績順だったのですが
1番になったほどです。
最初は大変ではあったけど
続けられないほど大変なことではないです。
この方法のおかげで
法律科目の中で民法が一番の得意科目になったし
勉強していて楽しいレベルまで好きになれました。
「分からない」→「好き」
に自ら持っていった経験が自信にもなりました。
大学に入学して高校の授業との違いに戸惑っている方の参考になると幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。